ゴーーーールデン!
&ウイーーーーク!
カツグレです。
実は私カツグレが予てよりギターテックでサポートしてる(←マイペースに)バンドがあるんですね。
そのバンド、名前は”CRACKS”。
海外でも大暴れの東京ゾンビサイコビリーバンドなんです。
↑Cracks
※あ、いっけね。ここを読んでるあなたには説明不要ですよね?
9年前(?)くらいにオレも1年くらいCracksでギター弾いてたんですがね。笑
※↑この「えなり」感!爆笑
カツグレA.K.A.ワカチクCracks@新木場スタジオコースト2007年??
昨春Cracksがイギリス〜フランスツアーに行く直前、リペアで預かったボーカルのNamzombioセンパイの、1956年Gretsch Silver Jet。
↑Namzombioセンパイ。(子供が泣く写真!)
そのピックアップがおかしくて(コイル断線してた)、とりあえずウチに有ったのをのせて暫定仕様で使ってもらってたんです。
フロント:P90、リア:フィルタートロン(90年代ビンテージアルニコ仕様。カツグレッチに載ってたヤツ)
コレはコレで良い感じだったのだけれど。
※っつーか、こんな60年前のレアで貴重なギターが、今日ふつうに稼働しているのを見れるってのがスゴイっすよね。
センパイどうやってコレ入手したんだろ?、、、そこら辺じゃ売ってないよ!
そいつがようやく元の状態(プラスもうちょいグレードアップ)で復活!したので、5/1のカッパンク@新宿ロフト(出番14時〜)でデビューっす。
(Namzombio用スペシャル設計のピックアップを作ったので、気になるあなたはそいつも合わせてお楽しみください。)
※「機材とかわかんなーい!」なアナタは、フツーに盛り上がって楽しんで来て下さいね!
さて、いったいどんな仕上がりになったのか?
以下、いつもの長い話。(詳細ですよ。
※でもビンテージギター好きにはグイグイ来る事請け合い!
これまでにもこのジェット、ウチに何度かピットインしてオペされてます。(ヘビーなのもアリ〼)
・ネックリセット(これがマジ重症だったw)
コチラ参照(過去記事。あんまし詳しく載ってないけど)
・フレット交換
・ピックアップ交換など
そして今回のプロジェクトはこんな↓
・ダイナソニック(ピックアップ)2個のチェック →断線してた(涙)
・T-Armondのせる?(おなじみTV-Jonesのやつ)
・ビンテージダイナソニックの巻き直し?
いや、ビンテージのヤツを巻き直して、しかもNamzombio用スペシャル設計ピックアップにしよう!
いやね、一応「コイルの巻き始めと巻終わり」を探して導通チェック!したんだけど、これがNGでしてね。
つまり、コイルの内部で切れてる。ってことはもう、、、
サハラ砂漠で白ごまひと粒探す
のと同じ状態なワケですね。(←とても暑い!って事です、、、いやいや、ちゃうちゃう!ちょームズイ!ってこと)
ってなわけで、まずはリアをビンテージ仕様で巻きましょう!
・ピュアエナメル被覆の43awgワイヤを使用(44awgと迷ったけどこっち!)
※このワイヤ、日本じゃ作ってないようなので、、、こだわってアメリカから輸入しました。爆笑
・ビンテージ仕様はDC抵抗10kΩ程度
はい!お馴染み(?)ばあちゃんの足踏みミシン(Singer)で巻くぜ巻くぜ!
※ピックアップのコイルは被覆厚めのワイヤをランダムに巻く手巻きが良いとされます。
キッチリ巻くよりも、、、何故か?
【知らなくて良いよ!】
キッチリ巻くと、隣接する銅線と銅線の距離が近くなり比較的容量が高めになる→トーンコンデンサ入れた感じ→つまり高域(高い音の成分)が減る
手巻きランダムだとその影響が抑えめ→キラーンとしたり倍音豊かになったり、、、だそうです。
60年前もパートのおばちゃんが手巻きしてたんだろうし、その頃の音が良い!っていわれるなら手巻きのランダム&テンション低さ(キツくない)が良いんでしょうね。
ね!
※↑イメージです。
そんなこんなで、もとのどこで切れたか分からないコイルを外して行きます。
カバーを外して
赤いマグネットワイヤ!きゃー!
フロントとリアでこのほっそいワイヤの色が違う!
※右の茶色い方は以前リワウンドしてあったようです。
ってなわけで巻きましょう!
まずはリア! ビンテージ仕様で。
ばあちゃんの足踏みミシン! (↑クリックで動画再生!できるか??)
しっかし今回は磁石も長いなー!(超スキ!)
※長いのはブログだけにして。
巻上がり!8000ターン!
うんキレイ!
機械巻ではやらない「ゆるめのテンション」で豊かなサウンドに!
狙い通りの9.4kΩ。うーんビンテージDynasonic!(このDynasonicって巻数多めなんです。)
フロントは逆巻、逆磁極で、ピックアップのセンターポジション(フロント&リア並列使用)のときにハムキャンセルね!
そんで、リアと同じじゃブーミーすぎるので、、、大胆に巻数を減らします。
6000ターン!
このフロントピックアップは、透明感サウンドなNamzombioスペシャル設計ですよ。
↑コイル固定のテープが劣化していたので、オールド感溢れるロープ巻にしてみました。
そして組み上げ!
ウチのアンプ↑(画像左の最近復活した60s Teisco)でチェックしたんですが、、、このギターイイゼ!
何これ!!!
参考価格:38,000円
ピックアップリワインド(シングルコイル、フロント&リアピックアップリワインド、スペシャル仕様設計、ビンテージ仕様エナメルワイヤ、ピックアップ交換、回路修正等一式)
※仕様に依って価格の変動が御座います。
+++カツグレによる手クセサンプル録音はコチラ↓+++
※↑サンプルはVOXのStompLab(マルチエフェクタ)でゲイン、リバーブ、エコーちょい掛けてライン録り。
最初の17秒:リアピックアップのみ
18~34秒くらい:センター(リア、フロント並列使用)
35~52秒くらい:フロントピックアップのみ
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++
ん?、、、いや、思ったよりウマく言ってないな。(←サハラ砂漠で白ごまの件)
※1人時間差
ってなわけで、ブログ長過ぎてCracks@カッパンクの出番は終わってしまったようなので(!)、5月3日ビッグランブル@新宿ロフトでお楽しみください!
※CRACKSでビッグランブルのチケット予約すると、良い事があるようですよ!(限定30名だっつって!急げ!)
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ほな!
しかしなんだ?このブログ、、、業者さんじゃん!(本業はミュージシャンです)